生理周期の体温に一定リズムがなかったら？

いつも測定している生理周期の基礎体温に一定リズムがなくて気になるんだったら、一人で思い悩むよりも、基礎体温の記録を持って、婦人科がある病院やクリニックに相談した方がイイです。

なぜなら、不正出血や不妊にもつながる無排卵性月経の可能性が疑われるからです。

もし、受診する時間がなかったり、抵抗があるんだったら、オンライン診療という手もありますよ。
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生理周期とは？

生理周期というのは生理が始まった日から次の生理が始まる前日までのことですが、この生理周期は「①卵胞期（増殖期）⇒②排卵期⇒③黄体期（分泌期）⇒④月経期（生理）」の4つに分かれてます。

①卵胞期（増殖期）：卵胞ホルモンの分泌量がだんだんと増え、妊娠に備えて子宮内膜が増殖する期間。肌や髪、気分が絶好調。
②排卵期：卵胞ホルモンの分泌がピークになって卵胞が破れ、中から出てきた小さな卵子が卵巣から排出される排卵日の前後数日の期間。おりものの量が増える、生理痛のような痛み・出血
③黄体期（分泌期）：排卵してから次の生理が始まるまでの時期。受精卵が着床しやすい状態。イライラ、憂鬱感、過食、眠気、肩こり、頭痛
④月経期（生理）：受精卵を着床しやすくするために厚くなっていた子宮内膜がはがれ、血液と一緒に体外へと排出される期間。通常は3～7日間。

一回の生理周期には、体温の「低温期」と「高温期」の2つがありますが、これは①卵胞期（増殖期）が終わって、②排卵期がはじまる「排卵日」が境になります。

②排卵期～③黄体期（分泌期）はいわゆる「高温期」。

この時期は黄体ホルモンの分泌が盛んな時期ということもあって、カラダもココロも不調になりやすいですよね。

黄体ホルモンの分泌が盛んになって、カラダもココロも不調になりやすくなるのは、黄体ホルモンが「水を蓄える作用があるから」。

その作用のせいで、月経期（生理）の前は水分が排出されにくく、むくんだりします。また、食欲が増す時期でもあるので、ダイエットには効果がないともいわれてるようです。

そんなこともあって、カラダだけでなく気分（ココロ）もイライラしがちになります。

高温期を超えて、④月経期（生理）～①卵胞期（増殖期）の、卵胞ホルモン（エストロゲン）の分泌が盛んな時期の「低温期」に入ると、カラダもココロも調子の良い期間になります。

エストロゲンは、肌や髪の潤いを守ったり、女性特有の丸みを帯びたカラダをつくったり、内臓や筋肉、脳、血管にも影響を与えるホルモンですから、女性にとっては「潤滑剤」のようなものです。

このホルモンが盛んに分泌されるこの時期は、気分（ココロ）も好調ですし、ストレスなく効果が出やすいダイエットに取り組めますよ。

生理周期の体温には一定リズムで「高温期」と「低温期」に分かれるのが標準パターンです。

カラダもココロも調子が悪くなる高温期は避けたいですが、高温期がないと「無排卵性月経」の可能性も疑われます。無排卵性月経は不正出血や不妊にもつながると言われてるので、やっぱり一定リズムで体温は変化した方がイイですよね。

もちろん、生理周期の体温の変化は、人それぞれです。体温の変化がとても小さい人とか、普段の体温が低くて、標準パターンに当てはまらない人だっていると思います。

だから、少しでも気になることがあれば、一人で思い悩むよりも、基礎体温の記録を持って、婦人科がある病院やクリニックに相談した方がイイと思います。

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