生理周期がバラバラで安定していない場合の計算方法ってどうするの？

生理周期って？

生理周期は、「卵胞期（増殖期）⇒排卵期⇒黄体期（分泌期）⇒月経期（生理）」の4つに分かれてます。カンタンにいえば、生理周期というのは生理が始まった日から次の生理が始まる前日までのこと。

卵胞期（増殖期）：卵胞ホルモンの分泌量がだんだんと増え、妊娠に備えて子宮内膜が増殖する期間。肌や髪、気分が絶好調。
排卵期：卵胞ホルモンの分泌がピークになって卵胞が破れ、中から出てきた小さな卵子が卵巣から排出される排卵日の前後数日の期間。おりものの量が増える、生理痛のような痛み・出血
黄体期（分泌期）：排卵してから次の生理が始まるまでの時期。受精卵が着床しやすい状態。イライラ、憂鬱感、過食、眠気、肩こり、頭痛
月経期（生理）：受精卵を着床しやすくするために厚くなっていた子宮内膜がはがれ、血液と一緒に体外へと排出される期間。通常は3～7日間。

この4つを一区切りにして、正常とされる生理周期は大体25日～38日程度の範囲とされています。

自分の生理周期を把握していれば、旅行などの予定に役立ちますし、気分や体調がすぐれない理由がわかります。その意味で自分の生理周期は知っておいて損はないですね。

準備するものは特にないですが、カレンダーやスケジュール帳など日付がわかるものがあればわかりやすくなります。

出血が始まる月経期（生理）が始まった日を1日目としてスタート。そこから１日経過するごとに”２、３、４、５”と１日ずつ入れていきます。キチンと記録をつけるのがポイントです。

そして「次の」月経期（生理）が始まった日にリセット。

例えば、1月1日に生理が始まり、次の生理が1月29日に来たなら、生理周期は28日です。

ただ、生理周期は健康状態やホルモンバランスで変化する場合があり、周期が一定にならない場合もあるので、3回程度のデータを取って、その平均値をもって自分の生理周期とするのが良いかと思います。

先ほど言ったとおり、生理周期は健康状態やホルモンバランスで変化する場合があり、周期が一定にならない場合があります。

一定にならないからといって多少のズレなら別に神経質になる必要はありません。

例えば、初潮を迎えたばかりの性機能が未成熟な方や、卵巣の機能が低下する閉経直前の方に、24日以内で出血を繰り返して生理周期が短くなる場合があります。

反対に、更年期の方や、環境が大きく変化した方について生理周期が40日ほど空く場合もあるようです。さらに、生理周期が安定せず、月ごとに周期がバラバラになる場合もあるようです。

生理周期が安定しているなら、3回程度のデータからその平均値をもって自分の生理周期を把握することができます。

でも、生理周期がバラバラなら、長期間のデータを集めて自分の生理周期を予測できます。例えば、3回の平均値でなく、より多く7～8回分のデータを記録してその平均から傾向を把握するわけです。

ただ、生理周期が安定している場合と比べると、正確性の面ではやや劣ると言えます。だって、基のデータにいろんなパターンが合って統一性ががないからです。あくまで傾向を把握するのに役立つわけです。

だから、旅行やスポーツの試合、受験、試験、大切なプレゼンテーションなどのイベントを楽しめなくなってしまうこともあり得ます。

もしバラバラな生理周期を安定させたいなら、専門の医療機関を受診することをオススメします。

そもそも、生理周期がバラバラになる原因は、ホルモンバランスの崩れが多いとされています。

ただ、妊娠や思わぬ疾患により卵巣や脳下垂体の機能が低下している場合があります。また、ホルモンバランスの乱れを放置していると、不妊や生活習慣病のリスクが高まることも・・・

具体的には、のぼせや頭痛といった症状に悩まされる可能性があります。

自分の生理周期をよく観察して、オカシイと不安に感じる場合には専門の医療機関を早めに利用しましょうね。

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